３月は日本では卒業シーンです！
第１弾は大学や専門学校などの卒業式で女子学生が着用する衣装のリクルートスーツを取り上げます。

卒業式は一生の思い出になるイベントなので、女子学生の中には袴を着用する人も多いでしょうが、もちろん、女子学生の卒業生全員が袴を着用するわけでもありません。就職活動で使用したり、社会人になっても着用するということで「リクルートスーツ」を卒業式で着用する女子学生も意外と多いのも事実です。学校によっては袴姿よりもスーツ姿で参加する女子学生の割合の方が多いというところも多々あります。袴についてはまた後日述べることにしますが、今回は見出しで示した通り「リクルートスーツ特集」です！

「リクルートスーツ」を着用した女子学生は、その見た目の印象としては、色やデザインは画一的です。こうしたことを理由として、「ダサイ」という印象を抱く人が存在するのは事実です。しかし、黒やグレー、濃紺といったシックな色合いの「スーツ」というのは、キャリアウーマン、CAさん、女性秘書などが着用する象徴的な衣装であるのも事実です。

つまり、「リクルートスーツ」を身にまとった１０代後半から２０代前半の女子学生は、見た目のうえでは、キャリアウーマン、CAさん、女性秘書とほぼ同じような体裁を整えていることになるわけです。

しかし、社会に出る前の女子学生は、前述したような社会経験がある精錬された女性とは異なる場合が多い為、スーツの着こなし方がぎこちなかったり、あどけない表情をしていたり、会話をしても１０代後半～２０代前半という年相応の純真な若い女性という枠を大きくはみ出ることはなく、初々しさを感じることが多いわけです。そして、「リクルートスーツ」を隠れ蓑にし、一時的に彼女たちは「初々しさ」をオブラードに包むことが可能になります。

その内面と外見とのギャップにひかれて私は早２０年以上になります！(笑)　女性は髪型や着用する衣装でガラリと印象が変わるということを多くの人は日常生活の中で経験的に知っているはずです。まさに、リクルートスーツは若く初々しい女性を精錬された大人の女性に魅せる魔法のツールです。しかし、リクルートスーツ姿のままずぶ濡れになったり、泥だらけになっていくうちに、「大人」の仮面は徐々にはずれていき、本来の初々しさが顕在化してくるわけです。そんなフェティッシュな世界をさらに深く追究していきたいと思います。

（文責：ジュテーム家康）