Fetish Pono

【連載】第6回:中学・高校時代のフェチな思い出

毎月10日公開の連載記事として私(ジュテーム家康)がWAMにまつわる内容を執筆していきます。

「フェチ」と一口にいっても、皆さんご存じのように様々な分野のフェチが存在します。とりわけ、この記事を読み進めようとされている皆さんの多くは「WAM」にご興味のある方がほとんどだと思います。

【WAMとは・・・】
この記事をお読みのほとんどの方が記事タイトルに記した「WAM」という単語の意味をご存じかもしれませんが、はじめて当サイトを訪れる方々も増えてきているので、簡単に説明をさせてください。—-WAMとはWET(濡れること)+AND(アンド)+MESSY(汚れる)のそれぞれの頭文字「W」「A」「M」をとって略した一つの「フェチ用語」として数十年前から使用されている単語です。

様々な「フェチ」の中でも「WAM」というものは、時々、日常生活の中でも遭遇することのある世界です。たとえば、WET(ウェット)であれば、雨の日に傘を差さずに(傘を持っていないために)夕立などに遭遇してずぶ濡れになっている姿を目撃したり、夏であれば海や川で服のまま水遊びをしたり泳いだりしている人を目撃することがあるかもしれません。また、東京ディズニーランドなどの夏季限定のずぶ濡れイベントなどでも周囲の人たちと楽しみながら自分もびしょ濡れになりながらウェットな場面を見ることができます。

MESSY(メッシー)はWET(ウェット)に比べると遭遇する機会は減るかもしれませんが、ハプニング的に水田やぬかるみの上で転んでしまったり、私服や制服姿のまま畑などで農作業をしなくてはならない状況の時に不注意で服を汚してしまった人を目撃するということがあるかもしれません。しかし、こういったことはまれだと考えられるので、大抵の場合は「ガタリンピック」「マッドラン」「泥フェス」などといったイベントで他の参加者と一緒に泥だらけになりながら、泥だらけになっている人を間近で観察したり、遠巻きで撮影(主催者が許可をし撮影スペースを設けている場合)したり、観察する場合に限られるかもしれません。

私事ですが、いわゆるWAMというフェチの世界に興味を持ち始めたのは小学生くらいの時からです。当時、人気だったテレビの「風雲たけ城」「志村けんのだいじょうぶだぁ」などのバラエティー番組で、WAMなシーンを散見することができたので興奮したものです。(笑)

時は、テレビや映画の中でWAMなシーンがあると事前に分っている場合やWAMなシーンがありそうだと推測できる場合は、ビデオ(当時はVHSビデオテープ)に録画予約したものです。そして、「お目当てのシーン」だけをひとまとめにするためにビデオデッキを2つつないで苦労して編集したものです。今ならそんなことをせずとも一瞬で編集できる時代ですが、当日はそのような苦労が伴いました。(笑)

このようにしてWAMなシーンをテレビや映画から集めてはビデオテープがすり減るまで何度も「お世話」になったわけですが、やはり「リアル」にはかないません。中学・高校時代には私は何度か同級生たちが制服のまま雨でずぶ濡れになったり、水道場で友達同士はしゃいで遊んでずぶ濡れになっているのを目撃したりしました。圧巻なのは、中学時代にセーラー服姿の私が好きだった女子が雨上がりのグラウンドで足を滑らせて転んでしまって、セーラー服を泥だらけにしてしまって泣いてしまったということを間近で目撃したことです。おそらく、この出来事が、私、つまりフェチ動画作品制作者として今こうして皆さんに語り、作品を発表し続けている原動力となっている「原体験」です。

あの時の出来事は今でも色あせることなく、いかなるデジタルデータの画像よりも鮮明に頭の中で「あの場面」を再現させることができます。もしかしたら「あの場面」が私の屋外泥んこ作品制作における潜在的モチーフになっているのかもしれません。

その後、高校時代には体育祭の後夜祭で、体操服から制服に着替えて同学年全員でグラウンドでダンスをしているときに雨が降ってきてずぶ濡れになったことがあります。雨は徐々に強くなり、そのまま踊っていたらあっという間にずぶ濡れになってしまうのに、なぜか誰も体育館などの屋根の下に移動しようとせず、そのまま踊り続けていました。中には、制服が濡れていくことに不安げな表情を浮かべ、濡れた髪やスカートの裾から水滴がしたたり、夏服のブラウスが透けて下着がうっすら見えることに恥ずかしさを感じながら踊り続けている女子も
いっぱいいました。(その姿や表情に興奮したのはきっと私だけではなかったはずです。笑)しかし、誰もダンスの列から外れて雨宿りをしようとする人がいないからか、私も含め、みんな制服がずぶ濡れになっても踊り続けていたのです。

WAM好きといえども、自分だけ一人でどこかに行って濡れたり、泥だらけになることはかなり勇気のいることです。少なくても真昼の人が行き交う場所でWAMを一人で実践する人はいないかもしれません。しかし、今話したように、高校時代に雨の中でみんなでずぶ濡れになって制服のまま踊ったことは、なんか楽しいものだと感じました。ダンスのBGMが「サザンオールスターズ – 栞のテーマ」だったことも鮮明に覚えています。それが繰り返し流れ、いつ終わるのかも分らないまま大雨の中、みんな踊り続けていました。時々、あの時の出来事が良き思い出として「栞のテーマ」と共によみがえってくることがありますが、それは決まって今の時期、真夏なのです。私の青春時代のWAM体験&目撃体験の話に最後までお付き合いいただきありがとうございました。
「No Fetish! No Life!」

■フェティシュポノ理念(Mission statement)
https://fetish.gdp22.com/philosophy/

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